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日本公演終了です

B. Strozzi Lagrime mie

Strozzi from Ayako TSujI on Myspace.



ヴァカンスを終え、フランスに帰ってきました。
札幌公演、そして横浜公演にご来場くださった皆様、また共演者及びコンサート開催を支えてくださった沢山の皆様、本当にどうもありがとうございました。

30年間生きてきて、これまでピアノと歌双方で何度もステージに乗ってきましたが、演奏家として自分の演奏に満足するのはとても難しいものです。特に今はフランスで新しい先生たちと声の技術を1から構築しなおしている最中でもあり、新しい共演者たちと、新しいレパートリーを、2時間のソロコンサートとして披露するには、タイミングが早すぎだった点は否めないかと思っております。計画当初からわかっていたので、それでもご来場くださった方々、そして何よりも、生死にかかわらず今回私が歌った曲を書いた作曲家たちに対して、今回の私の演奏姿勢が真摯なものであれたなら、よかったのではないか、と、自分を納得させております。

これまでの演奏録音

音楽を演奏することは、楽しみよりも苦しみが多い気がします。それでも続けるのは何故かと言われても、答えは出ません。私は人間の枠を超えた歌声で超越的な音楽をやりたいと常に夢見ていますが、自分が人間なのだからその枠を超えることはできないんだ、ということぐらいはわかっています。歌えば歌うほど、テクニック的な問題以上に、根本的な点で、やりたいレベルには到達しないんだと見せつけられるようで、がっかりし続けています。毎日の練習でもこのがっかりを繰り返し、本番の前後では自分の至らなさを強く感じ、場合によってストレスで病気になる、それでもまだ辞めずに音楽をやっているのは何故なのか、私にもわかりませんし、別に知ろうとも思っていません。
ただわかるのは、自分がまだまだ至らないなぁ、と思うから、毎日少しでもステップアップできるように勉強を続けているということ。私は歌えないから、もっと学ばなくてはいけないなぁ、といつも思っていること。

幸い、今はそうした勉強が自由にできる立場にいるので、このチャンスを有効に活用していきたいと思っています。
演奏後に拍手をくださった皆様、ブログを読んでくださっている皆様、これからもできる限り「ちょっとでもマシ」になるように学び続けていきますので、「ふーん」と思って見守っていただけたら幸いです。
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Profil

辻絢子  (Ayako TSUJI)

Author:辻絢子 (Ayako TSUJI)
フランス在住のソプラノ・ピアニスト・クラヴィシテリウム奏者・音楽学者。パリ・ソルボンヌ大学中世音楽演奏マスター在籍。パリEnsemble Arquémie主催。
中世から現代に至る幅広い時代様式の演奏法と音楽理論を操る歌手、講師として国際的に活躍中。
15世紀以前の作品、とくにアルス・シュブティリオル様式の作品演奏と、13世紀ノートルダム楽派様式の即興演奏を得意とする。
古楽だけではなく現代作品にも関心が高く、日本で大学生&院生だったころは美学芸術学を専攻し音楽に限らずアートや映画、文学など幅広い分野を対象に20世紀以降の作品を研究。
パリでの演奏活動の他、2016年より「中世音楽センター」を立ち上げ、ヨーロッパの現役中世音楽専門家、演奏家と日本の生徒をつなぐ講習会やコンサートを企画している。

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