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Twitterからの抜粋

あけましておめでとうございます。
新年早々、シャルリー・エブド社に対するテロが起こり、フランス社会は今、非常に大きな歴史の波を乗り越えようとしています。
フランス風刺新聞の歴史や社会におけるその機能については、日本にはない文化ということもあり沢山の誤解や批判が飛び交っています。これは日本だけでなく他の国でも同じですが、この件について詳しくここで説明することはひとまず今は避けます。
私は今回の一件以降、フランス人日本人双方、色々な方と色々な意見を交換してきました。
結果、辻は「日本語がとても上手なフランス人」だということがわかり(笑)、もうそういう立場で生きていこうと思っているところです。なかなか良い新年のスタートでございます。

さて、シャルリーについて日本語で人々に説明をする中で、そういえばそもそも風刺文学などの歴史はいつからあるんだろう?と少し気になり、調べてみました。
すると、偶然にも私が今特に力を入れて研究している13世紀から15世紀が、百年戦争や当時の権力者たちの迷走を前に庶民が風刺芸術を生み出していた時代の一つであったことがわかったのです。

これは面白い!
ぜひ詳しく研究しようと思いました。

そしてこれもたまたまFacebookなどでシャルリーの話題やら音楽についてのお話しを書いていた時、宗教に対する日本人の理解について、宗教を絶対的な枠組みで強大な力をもつ何かとして考えがちな日本の人々になんだか違和感を感じました。これもまた長いお話しになるので詳細は書きませんが、ちょうど考えてた13世紀以降の風刺芸術から考えて、例えば古楽でも、当時の教会が絶対的な力をもって人々はその枠の中でだけ活動してたと捉えるのは違うのでは?という個人的な考えをTwitterに呟きました。
結構反響があったので、今回はそうした一連のTweetをここでまとめてご紹介してみようと思います。

日本とフランスの間には、1万キロという物理的距離にふさわしいだけの心理的文化的距離もあると私は思います。
西洋の音楽を学ぶ人は、自分がどういう立ち位置で何を優先して活動していくのか考える時間を持つことがとても重要な気がします。

私は、フランス人の目で、フランス人として研究を続けることを選びました(たまたま日本語が上手なので、フランス語で論文を書くだけじゃなく、それを日本語でも語れますが)。
私はフランス人として、私はシャルリーやカナルなどの風刺雑誌がもってるような、権威や権力をおちょくるなかで自分たちが生きる今の社会や世界を批判的に見つめ、次に向かって進んでいこうとする人々のパワーと知性を信じたいと思っています。だから、研究対象も、ダイレクトにそれを選ぼうと思います。
中世の時代だって、社会批判はありました。
今よりはるかに狭く、制限も多かったであろう中世でも、人々は工夫をこらして、時に音楽、時に詩で、個々人の自由な意見を発信していた事実を知るのは、なんだかとても心を温かくしてくれる気がします。

























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Profil

辻絢子  (Ayako TSUJI)

Author:辻絢子 (Ayako TSUJI)
フランス在住のソプラノ・ピアニスト・クラヴィシテリウム奏者・音楽学者。パリ・ソルボンヌ大学中世音楽演奏マスター在籍。パリEnsemble Arquémie主催。
中世から現代に至る幅広い時代様式の演奏法と音楽理論を操る歌手、講師として国際的に活躍中。
15世紀以前の作品、とくにアルス・シュブティリオル様式の作品演奏と、13世紀ノートルダム楽派様式の即興演奏を得意とする。
古楽だけではなく現代作品にも関心が高く、日本で大学生&院生だったころは美学芸術学を専攻し音楽に限らずアートや映画、文学など幅広い分野を対象に20世紀以降の作品を研究。
パリでの演奏活動の他、2016年より「中世音楽センター」を立ち上げ、ヨーロッパの現役中世音楽専門家、演奏家と日本の生徒をつなぐ講習会やコンサートを企画している。

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